学びの文脈

”学びの文脈”【定義】学習者が学びの有意味を保持し、教育を成す側と共にその学びの連続性や発展性を考慮する中で学習者に資質・能力の拡張と共創を生み出す営み

「学びの文脈」は、一単位時間内、単元(題材)内、単元(題材)間、領域間、各教科等内、各教科等間、学校種間、学校と社会という枠組みでそのつながりをとらえる必要があります。「学びの文脈を創る」ためには単元のまとまりを軸として、そこで付けたい能力や学ぶ内容、方法に連続性や発展性をもたせることが大切です。

 

学習指導においては、45(50)分の一単位時間での枠組みで成果や課題を検討することのみならず、単元全体や教科等横断の視点に立って、習得・活用・探究という学びの過程を効果的に機能させることに一層意を用いていくことが求められます。

 

現下、カリキュラム・マネジメントの充実を図るために学習の基盤となる資質・能力(言語能力、問題発見・解決能力、情報活用能力等)を教科等横断的な視点で育成することが求められています。社会に開かれた教育課程は、より広範な学びの拡張と共創を生み出します。こうした視点の検討は、「学びの文脈を創る」という概念に収れんされるのです。